天気の子

公開から1ヶ月経ったところ、やっと観ました。

(感想の更新が大幅に遅れました…)

 

映像はとてもきれいです。

さすが深海作品って感じで、雨や太陽の光、街並みの描写は素晴らしい。

 

そして、ストーリーはベタ。

少年と少女のベタな成長。

なんだけど、純粋しかなくて、まっすぐすぎて、もはや「ベタ」と思ってしまう自分が恥ずかしくなるくらい。笑

 

嫌いじゃないです。こういうの。

 

「世界」と「愛」という対比。

そして、それを選ぶのは「僕(私)」

 

こういう構図がベタだけど、純粋で、すっと入って来やすいメッセージを形作っていると思う。

「世界」と「愛」ってどっちも誰にとって大切なもので、どちらかを選べと言われても一方を選ぶのは難しいもの。

そういった困難な二択を提示し、自らが選ぶという事で、人生に意味が生まれる。

「僕(私)」が選ぶということは、

人生の舵は自分で取るということ。

 

言葉を変えると

自分の人生に責任を持つ、ってこと。

 

これって当たり前のようだけど、

すごく大事で、

自分の人生歩んでる感じだな!って思う時は、ちゃんと自分で人生の舵をとれてるはずです。

 

それを他人に預けてしまうと、上手くいかない事を他人のせいにしてしまったり、人生そのものを他人主体で考えるようになってしまいます。

そうすると苦しいですよね。

だって他人はコントロールできないんですから。

コントロールできないものに振り回せる人生って楽しいですかね?

楽しくないですよね。。。

 

だからこそ、自分の人生の舵を自分で取っている人は、より輝いてみえるんだと思います。憧れるんだと思います。

 

映画ではそれを分かりやすく伝えるために、「世界」と「愛」の二択にしていますが、そんな大きな事ではなく、小さなことでも、人生は変わっていくのかなと思います。

 

そんな自分軸のメッセージを強く感じた映画でした。